取り込んだ洗濯物を、ひとまずソファや床へ置く。夕食の時間になって食卓へ移し、寝る前にはまた別の場所へ動かす。そんな日もあります。
たたむ場所を探しているつもりでも、本当に困っているのは、取り込んだ後の洗濯物が家の中を転々とすることかもしれません。
結論から言うと、取り込んだ洗濯物は、空いている面ではなく、しまう場所の近くへ置きます。
洗面所へしまうタオルは洗面所側へ、寝室へしまう衣類は寝室側へ。収納先が分かれるなら、取り込む時点で浅いかごを分けます。
この記事で扱うのは、完全に乾いた洗濯物です。少しでも湿っている物は重ねず、乾かしてから収納へ回してください。
家で最も多くの洗濯物をしまう収納の近くへ、浅いかごを一つ置きます。そこでたたむか、収納先別に分けます。ソファや食卓は、すぐ使う予定があるなら一時置き場にしません。
取り込むと、いつもソファにどさっと置いちゃいます。
取り込みやすさではなく、最後にしまう場所から逆算してみましょう。
取り込んだ洗濯物はしまう場所の近くへ置く
洗濯物の置き場所は、物干しから一番近い場所ではなく、たたんだ後にしまう場所の近くから探します。
取り込む時の移動が一度で済んでも、たたんだ山を抱えて各部屋へ運ぶなら、家事はまだ終わっていません。途中で夕食や入浴が始まると、たたんだ山がそのまま残ります。

最初に、洗濯物を最後にしまう場所を、思いつく分だけ書き出します。たとえば、タオルと下着は洗面所、普段着は寝室、ハンガーの服はクローゼットです。
その中で量が最も多い収納の近くを、基本のたたむ場所にします。別の部屋へ行く物だけ、取り込んだ時に浅いかごへ分けます。

収納先を数える、最も量が多い収納を決める、その近くに浅いかごを置く。この順番なら、空いている床を探すだけの置き場所選びになりません。
次に使う面は一時置き場にしない
ソファ、ベッド、食卓は広く、洗濯物を下ろしやすい場所です。ただし、その面には次の用途があります。
座る、眠る、食事をする時間が来ると、洗濯物を別の場所へ移さなければなりません。すぐたためる日は問題なくても、後回しにした日は「ソファから床へ」のような二度移動が起きます。
| 候補 | 使ってよい時 | 避けたい状態 |
|---|---|---|
| 食卓 | 取り込んですぐ、その場でたたみ終える | 食事前に別の場所へ移すことが多い |
| ソファ | 座る場所をふさがず、その日のうちに空にする | 家族が座るたび床や背もたれへ移す |
| ベッド | 就寝前に必ずしまえる | 寝る時に椅子や床へ移す |
| 専用の浅いかご | 収納先の近くに置き、中身が見える | 次の洗濯物を上へ重ねる |
一時置きに向くかどうかは、広さより「次にその面をいつ使うか」で見ます。使うたびに洗濯物をどかしているなら、そこは置き場所ではなく中継地点です。
食卓なら夕食前に片づける気になりませんか?
本当に空になるなら大丈夫です。別の椅子へ移す日が多いなら、専用かごの方が迷いません。
収納先別に分けてからたたむ
取り込んだ洗濯物を大きな山にしてから家族別へ分けると、たたんだ後に「これは洗面所」「これは寝室」と、もう一度分けることがあります。
家族別に分ける前に、まず洗面所、寝室、クローゼットなど、しまう場所で分けます。

| 収納先 | 入れる物の例 | 次の動作 |
|---|---|---|
| 洗面所 | タオル、下着、部屋着 | 洗面所側でたたんで棚や引き出しへ |
| 寝室 | 普段着、家族の衣類 | 寝室側で人別に分けて引き出しへ |
| クローゼット | ハンガー収納する衣類 | たたまず、ハンガーのまま戻す |
一人が家族全員分をしまう家庭は、収納先が同じ物をまとめた後で、必要な分だけ家族別にします。すると、たたんだ山を部屋ごとに分け直す工程が減ります。
家族が自分の衣類を各自の部屋へ持って行く家庭は、最初から人別のかごが自然です。誰が次に片づけるかと、その人の収納先を一緒に見て分けます。
ただし、かごを床へ常設すると掃除のたびに動かすため、空いた棚や安定した台の上に、かごの定位置を決めます。高い台や不安定な家具の上へ、衣類を積み上げないでください。
家族別に分けても、結局それぞれの部屋へ運ぶのが面倒でした。
まず収納先で分けましょう。かごごと運べると、たたんだ山も崩れにくいです。
たたまなくてよい物はそのまま戻す
取り込んだ洗濯物を全部たたむ前提にすると、広い作業面と時間が必要になります。
ハンガーで干し、そのままクローゼットへ掛けられる衣類は、仮置きの山へ入れず直接戻します。タオルや引き出しへ入れる物だけ、たたむ場所へ回します。

家族が気にしない物なら、タオルや部屋着をたたまず、決めた引き出しやかごへ入れる方法もあります。
ただし、衣類の形が崩れないか、しわが困らないかは物によって違います。型崩れやしわが気になる衣類は、素材や購入時の案内に合う方法で戻してください。
すぐにたためない日は浅いかご一杯まで
取り込んだらすぐにたたむのが理想でも、夕方は食事や入浴と重なります。毎日その通りにできる前提にはしません。
たためない日は、取り込んだ洗濯物を専用の浅いかごへ移すところまでで十分です。

浅いかごなら、底が見えなくなる前に、量が増えたことに気づきやすくなります。大容量のかごは一度に運べますが、置いたままでも目立ちにくく、一時置きが常設収納へ変わりやすい面があります。
浅いかご一杯は、あくまで始めやすい量です。上限は、次の四つを守れる量です。下の服を動かさず中身を見られる。かごの縁より高く積まない。持ち上げても服が落ちない。次の洗濯物を入れる前に空にできる。
一つでも守れなくなったら、かごを増やす前に、掛けたまま戻せる物や、家族へ渡せる物を先に抜きます。重くなったかごを一度に運ぼうとせず、収納先ごとに分けて運んでください。
空の洗濯かごと、洗う前の衣類をためるかごを兼用すると、乾いた物を置きたい時にかごが空いていないことがあります。かごの役割と定位置から見直す場合は、次の記事にまとめています。

収納の近くに場所がない家庭は、かごごと運ぶ
寝室や洗面所に、洗濯物を広げられる場所がない家庭もあります。
その場合は、無理に収納の前でたたまなくてかまいません。食事前に空にできる食卓や、通路をふさがない床など、家でたたみやすい場所を使い、収納先別の浅いかごへ入れます。たたみ終えたら、山を抱えず、かごごと収納先へ運びます。
床を使う時は、階段、廊下、扉の前を避け、家族がまたがない位置を選びます。床置きがほかの物にも広がっているなら、床へ戻りやすい物から置き場を見直す順番も役立ちます。
かごを置く台もないなら、使う時だけ出し、空になったら立てて戻せるタイプを検討します。先に大きなワゴンや棚を買う必要はありません。
今日、次の一回だけ置き場所を変える
最初からランドリールームを整え直す必要はありません。
次に洗濯物を取り込む時だけ、ソファへ置かず、最も量が多い収納の近くまで運びます。家にある浅いかごを一つ置き、別の部屋へ行く物だけ分けます。
そこでたためなければ、今日はかごへ収めるだけで終わりにします。生活に使う面を空け、次に家事を再開する場所を決められたら、最低限はできています。
今日はもう、たたむ気力まではないです。
専用かごへ移してソファを空けるだけで大丈夫。続きは、その場所から始められます。
よくある質問
取り込んだ洗濯物を床に置くのはだめですか?
床を使うこと自体を一律に避ける必要はありません。
その場ですぐたためて、通路をふさがず、家族がまたがないなら作業場所にできます。翌日まで残る、掃除のたびに動かす、別の場所へ移すなら、収納の近くの浅いかごへ変えた方が続きやすいです。
洗濯物はリビングと洗面所のどちらでたたむのがよいですか?
多くの洗濯物をしまう収納に近い方を選びます。
タオルや下着を洗面所へしまう家庭なら洗面所側、衣類を寝室へしまう家庭なら寝室やリビング側が候補です。収納先が分かれるなら、たたむ場所を一つに固定せず、浅いかごを収納先別に分けます。
取り込んだ洗濯物を一晩置いてもよいですか?
専用かごに収まり、生活の邪魔にならないなら、一晩置いてもかまいません。
食卓やソファをふさぐ場所ではなく、専用の浅いかごへ移します。次の洗濯物を取り込む前に空にすることを、リセットの目安にしてください。
洗濯物をたたまない収納でも大丈夫ですか?
使う時に困らず、衣類の扱いにも合うなら、全部をたたむ必要はありません。
ハンガーのまま戻す、タオルや部屋着を決めたかごへ入れるなど、困らない物から工程を減らします。型崩れやしわが気になる物は、素材や購入時の案内に合う方法で戻してください。
まとめ
取り込んだ洗濯物は、空いている床やソファではなく、しまう場所の近くへ置きます。
タオルは洗面所、衣類は寝室、掛ける服はクローゼットのように、最終収納から逆算します。収納先が分かれるなら、取り込む時点で浅いかごを分けます。
ソファ、ベッド、食卓は、次に使う時刻までに必ず空にできる日だけ使います。別の場所へ洗濯物を移すことが多いなら、専用の一時置きへ変えます。
ハンガーのまま戻せる物はたたまず、たたむ物だけを残してください。すぐにできない日は、浅いかご一杯へ移すところまでで十分です。
今日やることは、次の洗濯物をソファではなく、最も量が多い収納の近くまで運ぶことです。
大きな家具を買うのは、家にあるかごでその場所を数日試してからで間に合います。

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